No.070:類似事例:ベッドから狭いスペースへの転落で発生した窒息 (No.70 ベッドガードとベッドとのすき間で発生した窒息の類似事例1)
| タイトル | ベッドから狭いスペースへの転落で発生した窒息 (No.70 ベッドガードとベッドとのすき間で発生した窒息の類似事例1) |
| 事例 | 年齢:0 歳 4 か月 性別:男児 体重:7.1kg 身長:68cm |
| 傷害の種類 | 窒息 |
| 原因対象物 | ベッド、クッション |
| 臨床診断名 | 蘇生後脳症(低酸素性虚血性脳症) |
| 医療費 | 入院費用 1,998,240 円 |
| 発生状況 _発生場所 | 母方祖母宅の 2 階寝室 |
| 発生状況 _周囲の人・状況 | 本児は 2 階の成人用ベッドで寝ていた。母は外出をしており、祖母 66 歳は 1 階 で姉 5 歳、兄 2 歳の面倒を見ていた。 |
| 発生状況 _発生時刻 | 2016 年 5 月 31 日 午後 4 時 50 分 |
| 発生状況 _発生時の詳しい様子と経緯 | 両親は別居中で本児、母(35 歳)、姉、兄は母方祖母宅で生活していた。母は本 児を2階にある成人用ベッドに寝かせ、祖母に見守りを頼み仕事に出かけた。1 階で姉、兄の面倒もみていた祖母が、1 時間後に、児がベッドと壁、窓の間に転 落しているのを発見した。発見時、児はぬいぐるみ、クッションのなかに上半 身が埋もれ、下半身は出ている状態で、呼吸が停止していた。ベッド周囲の状況 を図に示す。ベッドは高さ 50cmで、ベッドから 30cm離れた窓にはサッシがあ り、その間を転落防止のため縫いぐるみやクッションで覆っていた。普段からベビ ーベッドは使用しておらず、また児のベッドからの転落を防ぐ措置は何もされ ていなかった。 |
| 治療経過と予後 | 祖母により救急要請がされた。救急隊到着時、心肺停止状態であることが確認 された。ドクターカーの出動も要請された。医師が救急車内で気管挿管、静脈 路を確保し、アドレナリンが 3 回投与され、近隣医療施設に搬送された。医療 施設搬入直後に自己心拍が再開した。 搬入時は収縮期血圧 60mmHg、心拍数 160/分、体温 34.1℃、グラスゴー昏睡 尺度は E1VTM1 であった。 自発呼吸なし。全身チアノーゼあり。神経学的所見:瞳孔 5mm/5mm、対光反 射なし。明らかな外傷痕を認めなかった。低体温療法を行い、復温したが、当 初から脳波は平坦であり、復温後も脳波の変化はなかった。入院 8 日目から無 尿となり、入院 18 日目に死亡した。 |
| キーワード |
