公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

事例で防ぐ子どもの傷害 Injury Alert(傷害速報)

No.055:類似事例:プレイマットの誤飲による咽頭異物 (No.55 プラスチック製シールの誤飲による咽頭異物の類似事例 7)

タイトルプレイマットの誤飲による咽頭異物
(No.55 プラスチック製シールの誤飲による咽頭異物の類似事例 7)
事例_基本情報年齢:0 歳 6 か月 性別:女児 体重:7kg 身長:不明
事例_家族構成父母・兄(4 歳)
事例_発達・既往歴右臼蓋形成不全でフォローのみ・発達良好:座位可能
傷害の種類
原因対象物
_対象名称
ベビープレイマット (200×150×厚 1cm ポリエチレン)
原因対象物
_入手経路 使用状況
新品で購入(入手時期不明)・ダイニングテーブルの下に常時敷い
て使用していた。破損した部位は、普段椅子の足があたっている
ところであった。プレイマットは、今回の事例が発生する以前か
ら少し破損しており、親はそれに気づいていた。
ホームページのレビューには、家具の下に置くと破損しやすい、
と記載があった。
臨床診断名窒息
医療費外来 4,460 円
発生状況
_発生場所
自宅のダイニング
発生状況
_周囲の人・状況
父母・兄(4 歳)がダイニングテーブルに食事をしていた。
発生状況
_発生時刻
2020 年 11 月 X 日 (日) 午前 10 時 00 分
発生状況
_発生時の詳しい様子と経緯
午前 10 時ごろ、父母と兄がダイニングテーブルで朝食をとって
いた。本児はテーブルの下でずりばいをし、一人で遊んでいた。
急に本児が咳き込んだため、父が抱き上げると、えずく様子で口
から泡を出し始めたため救急要請した。母が本児を下向きにして
背中を叩き、本児の口の中に指を入れて引っ張るとビニール製の
マットの一部が出てきた。その後、児は普段通りに啼泣し、以降
は落ち着いた様子であった。救急車にて医療機関へ搬送された。
父母の話では、終始顔は赤く、えずくような様子はあったが呼吸
は止まっておらず、意識消失もなかった、とのことであった。
治療経過と予後受診時、呼吸状態は安定しており、機嫌も良好であった。診察上も
特に異常を認めなかった。哺乳も良好であり帰宅とした。合併症
や後遺症は認めていない。
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