公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

事例で防ぐ子どもの傷害 Injury Alert(傷害速報)

No.054:類似事例:パルスオキシメータのプローブの誤飲(No.54 心電図用ディスポーザブル電極の誤飲の類似事例1)

タイトルパルスオキシメータのプローブの誤飲(No.54 心電図用ディスポーザブル電極の誤飲の類似事例1)
事例年齢:2 歳 9 か月 性別:女児 体重:8.9kg 身長:74.1cm
傷害の種類誤飲
原因対象物パルスオキシメータのプローブ
臨床診断名異物誤飲
医療費
発生状況
_発生場所
院内の入院病棟(4 人床の大部屋) 、床頭台にパルスオキシメータの本体を置き、
足にプローブを装着していた。
発生状況
_周囲の人・状況
大部屋に保護者の付き添いはなく一人で入院しており、室内に他に誰もいなかっ
た。
発生状況
_発生時刻
2017 年 1 月 9 日 午後 8 時 15 分
発生状況
_発生時の詳しい様子と経緯
trisomy-21 が基礎疾患にある児。動脈管閉鎖目的のカテーテル治療前の感染コン
トロール目的で入院していた。看護師が他児対応中に啼泣していたが、本人を確
認しに戻ったときには機嫌は改善しベッド上で遊んでいた。その時点でパルスオ
キシメータのプローブがなくなり、導線のみとなっている状態であることに気づ
いた。
治療経過と予後すぐに医師が診察したところ、歯(右下 D)に 3 mm 程の金属片が付着しており摘
出した。腹部レントゲン検査を行ったところ胃内に 5.6 mm の金属片を確認し、
その後は、パルスオキシメータ装着は夜間のみにした。自然排泄を期待し経過観
察したが、事故発生 3 日後まで排便を認めず、浣腸処置を行ったが排泄物の中に
金属片は認めなかった。4 日後に転院し 7 日後にカテーテル治療を行ったが、そ
の際の腹部レントゲン検査では金属片は消失していた。経過中バイタルサインに
異常なく、呼吸症状、消化器症状は認めなかった。
キーワード