No.018 解決したはずの浴槽用浮き輪による溺水(2009 年 3 月,10 月の 2 例)_1
| タイトル | No. 18 解決したはずの浴槽用浮き輪による溺水(2009 年 3 月,10 月の 2 例)_1 |
| 事例 | 年齢:7か月 性:男 |
| 傷害の種類 | 溺水 |
| 原因対象物 | 浴槽用浮き輪 |
| 臨床診断名 | 呼吸停止 |
| 医療費 | |
| 発生状況 _発生場所 | 自宅の浴槽内 |
| 発生状況 _周囲の人・状況 | 母親と一緒に入浴していた |
| 発生状況 _発生時刻 | 2009年 3月 15日 午後 9時 15分頃 |
| 発生状況 _発生時の詳しい様子と経緯 | 浴槽内で,子どもを座面つきの浮き輪に座らせていた.母親が洗髪のため 2~ 3分間目を離し たところ,浴槽内でうつ伏せになって浮かんでいた.直ちに抱き上げたがぐったりとして泣か ず,顔面は蒼白であった.21時 23分に救急車を要請した.救急隊による電話の指示で心肺蘇 生を開始し,その後泣き出したが,閉眼のまま体に力が入っていた. |
| 治療経過と予後 | 午後 9時 54分に当院に到着した.入院時,体重は 9.0kg,体温は 36.0℃,脈拍は 120/分,呼吸 数は 40/分,血圧は 100/55であった.閉眼状態で,唸っていた.呼吸音は清で,外眼瞼に点状 出血斑がみられたが,外傷痕はなかった.来院時に強直性痙攣が出現し,ジアゼパムの静注で いったん収まった.入院してマンニトール,ミダゾラム,抗菌薬の投与を行ったが痙攣が遷延 し,意識レベルも JCS-200から回復せず,脳低温療法の適応が考えられたため,入院 2時間後 に大学病院へ転院となった.転院後,低酸素性脳症による意識障害と考え軽度低体温療法が行 われた.入院 4日目の頭部 CTに脳浮腫はなく,7日目に復温を完了した.リハビリを行い, 食事摂取,座位,つかまり立ちまで可能となった.脳波は正常睡眠徐波,頭部 MRIでわずか な萎縮性変化を認めた.4月 15日,自宅への退院となった. |
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