公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

事例で防ぐ子どもの傷害 Injury Alert(傷害速報)

No.028:類似事例:電気ケトルによる右下肢熱傷(No.28 電気ケトルによる顔面・胸部・上肢熱傷の類似事例1)

タイトル電気ケトルによる右下肢熱傷(No.28 電気ケトルによる顔面・胸部・上肢熱傷の類似事例1)
事例年齢: 10 か月 性別:男
傷害の種類熱傷
原因対象物電気ケトル
臨床診断名右下肢第 2 度熱傷
医療費
発生状況
_発生場所
発生状況
_周囲の人・状況
発生状況
_発生時刻
2012 年 11 月 21 日 午後 7 時 00 分頃
発生状況
_発生時の詳しい様子と経緯
父親(イラストレーター)が自宅内で仕事場にしている部屋にて発生。父親と 3
歳になる兄がいた。夕食でお湯を使うため、電気ケトルを普段は使用しない父親
の仕事場の床において使用していた。3 歳の兄が夕食の準備ができたことを伝え
にきたが、その陰に患児がいた。父親によると、兄の陰になっていたためはっき
りと見えなかったが、患児は床においた電気ケトルに手をかけてつかまり立ちを
し、それを倒してしまった模様。沸き立ての熱湯が右下肢を中心にかかり受傷し
た。
治療経過と予後受傷後すぐに流水で患部をひやし、同時に救急要請。救急車はまもなく自宅に到
着したが、30 分程かけても収容先が見つからず、遠方ではあるが当院へ搬送とな
った。当院到着時の状態は右下肢前面(主に膝から足にかけて)を中心にした 2
度熱傷(写真)で、一部飛び散ったお湯によるものと思われる小さい 2 度熱傷が
上腹部や左下肢にもみられた。全体の範囲は体表面積の 4%程度と判断した。熱
傷に対する処置を試行。外来でのフォローとしたが、当院までの通院は遠方であ
るため難しく、自宅近くの医院に紹介となった。
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