公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

事例で防ぐ子どもの傷害 Injury Alert(傷害速報)

No.005:類似事例:テーブルのスリット状の脚部による膝部圧迫(No.5 計測器による大腿部圧迫の類似事例1)

タイトルテーブルのスリット状の脚部による膝部圧迫(No.5 計測器による大腿部圧迫の類似事例1)
事例年齢:2 歳 11 か月 性別:女 体重:13.5kg 身長:89 cm
傷害の種類圧迫、絞扼
原因対象物ダイニングテーブルのスリット状の脚
臨床診断名右膝の絞扼、内出血
医療費救急隊要請のみ
発生状況
_発生場所
自宅
発生状況
_周囲の人・状況
父、母、子 2 人(2 歳、1 歳)
発生状況
_発生時刻
2013 年 8 月 13 日 午前 7 時 20 分
発生状況
_発生時の詳しい様子と経緯
何気ない、いつもの朝であった。もうすぐ 3 歳の娘が身を乗り出しながら、ダイニ
ングテーブル上のおもちゃで遊んでいた。片足は床につきながら、もう片足を屈曲
させていた。突然、痛いと泣き出した。右膝がテーブル脚のスリット(木製の格子)
に嵌まり込み、赤く浮腫んでいた(図 1)。どう引っ張っても外れず、膝はどんど
ん腫れあがり紫色に変色した。父親が必死に、たまたま購入してあった簡易ノコギ
リでスリットを 15 分かけて切断した(写真 1、2)。その間に救急隊も要請した。
娘の膝は救急隊到着前に脱出した。
治療経過と予後幸い内出血程度(写真 3、4)で済み、受診の必要もないと判断し、娘は 1 時間後
には歩き始めた。
子どもの膝の横幅の内径(膝蓋骨)は約 4cm、外径(大腿骨遠位端)は約 8 cm で
あった。 テーブルは、高さが 70 cm、テーブルの台の端から脚部までの水平距離
は約 8 cm、テーブルの脚と脚の間隔は 5 cm であった。
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