公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

事例で防ぐ子どもの傷害 Injury Alert(傷害速報)

No.004,018:類似事例:浴槽用浮き輪による溺水(No.4 浴槽用浮き輪による溺水、No.18 解決したはずの浴槽用浮き 輪による溺水(2009 年3 月,10 月の2 例)の類似事例2)

タイトル浴槽用浮き輪による溺水(No.4 浴槽用浮き輪による溺水、No.18 解決したはずの浴槽用浮き
輪による溺水(2009 年3 月,10 月の2 例)の類似事例2)
事例年齢:9 か月 性別:女 体重:8.5kg 身長:70cm
傷害の種類溺水
原因対象物パンツ型の浮き輪(浴槽用浮き輪)
臨床診断名溺水
医療費
発生状況
_発生場所
自宅の浴室
発生状況
_周囲の人・状況
児の発達段階はハイハイができる状態であった。自宅の浴室にて、母と児が入浴し
ていた。
発生状況
_発生時刻
2014 年 12 月 11 日 午後 6 時 30 分頃
発生状況
_発生時の詳しい様子と経緯
児は浴槽の中でパンツ型の浮き輪に座っていた。母は洗い場で髪を洗っていた。お
湯の中で、児は足で浴槽の床を蹴って前かがみとなり、バランスを崩してくるりと
ひっくり返ってしまった。母は目撃していた。お湯の深さは、児が浮き輪に座った
状態で、足が底に着くか着かないくらいの深さであった。5秒以内に児を抱き上げ
た。すぐに泣き、咳き込みやむせるような感じは無かったが、当院の救急センター
を受診した。
治療経過と予後来院時、バイタルサインに異常は見られず、肺野の聴診上も問題はなかった。救急
外来の診療のみで帰宅した。
このパンツ型の浮き輪(傷害速報 No.4 と同じ製品であることを写真で確認)は友
人から借りていたものであった。友人から便利だとのことで借りていた。児が7か
月のときから2か月間使用した。母の話によると、児の足が浴槽の底に着かないと
きは安全であったとのこと。浮き輪にも「足が着くところでは使用しないこと」と
注意書きがあった。
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