No.152 炊飯器の蒸気による右手の熱傷⃝
| タイトル | No. 152 炊飯器の蒸気による右手の熱傷⃝ |
| 事例_基本情報 | 年齢:0 歳 8 か月 性別:女児 体重:7 kg 身長:63 cm |
| 事例_家族構成 | 父,母,本児の 3 人暮らし |
| 事例_発達・既往歴 | 発達:はいはいが可能,最近つかまり立ちができるようになった 特記すべき既往歴なし |
| 傷害の種類 | |
| 原因対象物 _対象名称 | 炊飯器 |
| 原因対象物 _入手経路 使用状況 | 市販されているもので,日常的に使用している. 使用しない時は高さ 80 cm 程度の炊飯器棚に置き,炊飯時にのみ台所の床(玄関付近)に 置いていた.事故当時は,床に置いて使用していた. |
| 臨床診断名 | 右手深達性Ⅱ度熱傷,浅達性Ⅱ度熱傷 |
| 医療費 | 外来 32,790 円 |
| 発生状況 _発生場所 | 自宅の台所 |
| 発生状況 _周囲の人・状況 | 自宅は,玄関を入るとすぐに台所があり,その奥にリビングが続いている.玄関,台所,リ ビングの間には戸はなく侵入防止柵も設置されていなかった.傷害発生時,自宅には両親と 患児がいた. |
| 発生状況 _発生時刻 | 2025 年 1 月 X 日(木) 午後 0 時 0 分 |
| 発生状況 _発生時の詳しい様子と経緯 | 受傷直前まで本児が自宅のリビングにいたのを母が確認していたが,母は 1 分間ほど本児か ら目を離した.上記時刻に本児の異様な叫び声が聞こえ,母がかけつけると,本児が炊飯中 の炊飯器のそばで声をあげていた.右手指の腫脹とびらんを認めたため,本児が炊飯器の蒸 気に手をかざして受傷したと考えられた.電話相談で医療機関を受診するよう指導され,同 日に救急外来を受診した.受診までに自宅での処置は特に行わなかった |
| 治療経過と予後 | 受傷当日午後 1 時 45 分に受診した.受診時は右手の第 1,2,3 指に一部水疱形成を伴う熱 傷を認めた(図 1).創部洗浄,軟膏の塗布,被覆材による保護を行い,X+2 日までは毎日 救急外来で処置を継続した(図 2).X+3 日からは自宅での局所療法に移行した.X+11 日 の再診時,右手第 2,3 指の一部は上皮化しておらず深達性Ⅱ度熱傷と判断した(図 3).そ の後の経過中に感染の合併はなく,形成外科外来を受診した. |
| キーワード | 炊飯器,熱傷 |
