公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

事例で防ぐ子どもの傷害 Injury Alert(傷害速報)

No.136 ペン型注入器用ディスポーザブル注射針の誤廃棄による手掌刺傷

タイトルNo. 136 ペン型注入器用ディスポーザブル注射針の誤廃棄による手掌刺傷
事例_基本情報年齢:11 歳 6 か月  性別:女児  体重:31 kg  身長:不明
事例_家族構成省略
事例_発達・既往歴特記事項なし
傷害の種類
原因対象物
_対象名称
ペン型注入器用ディスポーザブル注射針
原因対象物
_入手経路 使用状況
不明(ホテルのベッド下に転がっていた)
臨床診断名針刺し事故
医療費外来 12,620 円
発生状況
_発生場所
ホテルの部屋
発生状況
_周囲の人・状況
・スポーツ少年団の子どもたちと付き添いの親・先生・看護師
・スポーツ少年団の遠征で,離島のホテルに滞在中であった
発生状況
_発生時刻
2023 年 3 月 X 日(月)  午前 9 時ごろ
発生状況
_発生時の詳しい様子と経緯
ベッドの下に落ちた櫛を拾おうとして手で探ったところ,使用済みのペン型注入器用ディス
ポーザブル注射針(針ケースが外れていた)が右手掌に刺さった.付き添いの看護師が血を
絞り出す等,応急処置をした.
治療経過と予後帰宅後,母親(遠征には同行していなかった)が心配になり,X+7 日に医療機関を受診し
た.医療機関を受診時,本児の手掌に異常なく,刺傷痕は残っていなかった.B 型肝炎・C
型肝炎・HIV 感染の採血を行い,HB ワクチン初回接種を行った(児には B 型肝炎のワクチ
ン接種歴なし).HBIG は,1 週間経過しているので投与しなかった.約 1 か月後,HBs 抗
体(+),HBc 抗体(-),HCV 抗体(-)を確認した.
キーワード針刺し,注射針,在宅医療廃棄物