公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

事例で防ぐ子どもの傷害 Injury Alert(傷害速報)

No.005 計測器による大腿部圧迫

タイトルNo. 5 計測器による大腿部圧迫
事例_基本情報
年齢:0歳 8か月  性:男
事例_家族構成
年齢:0歳 8か月  性:男
事例_発達・既往歴
年齢:0歳 8か月  性:男
傷害の種類大腿部圧迫
原因対象物
_対象名称

身長・体重計測器
原因対象物
_入手経路 使用状況

身長・体重計測器
臨床診断名打撲,皮下出血
医療費
発生状況
_発生場所
医院内で,体重測定などをする広い部屋
発生状況
_周囲の人・状況
体重測定器の側に母親と測定者(スタッフ),同室していた他の親子が 3組程度いた
発生状況
_発生時刻
10月 24日
午後 0時 10分頃
発生状況
_発生時の詳しい様子と経緯
測定者が患児を仰臥位にして(向かって右側を患児の頭にした状態)体重測定を終え
たとき,患児が測定板上で右側に寝返りをうった.その時,コントロールボックス(体
重,身長のデジタル表示の部分)と測定板の間に 5.5cmの隙間があり,そこに左大腿
部が挟まった.コントロールボックスと測定板のあらゆるネジを外したがその隙間は
広がらず,そのうち患児に発汗が認められ,それが潤滑油となり自然に抜けた.全経
過として約 10分かかった.
患児は啼泣して暴れ,母子ともにパニック状態になった.同室に居た他の親子にも多
大な影響を与えた.
治療経過と予後事故発生の翌日に,挟まれた左大腿部に 1.5cm×1.5cmの紫斑を認めた.経過観察とし
たところ,2日後に紫斑はほとんど消失した.その他の異常は認めなかった.
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