公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

事例で防ぐ子どもの傷害 Injury Alert(傷害速報)

No.118:類似事例:ヘアアイロンによる足熱傷(No.118 ヘアアイロンによる手指熱傷の類似事例 1)

タイトルヘアアイロンによる足熱傷(No.118 ヘアアイロンによる手指熱傷の類似事例 1)
事例_基本情報年齢:1 歳 1 か月 性別:男児 体重:10.2kg 身長:不明
事例_家族構成父、母、本児
事例_発達・既往歴特記事項なし
傷害の種類
原因対象物
_対象名称
ヘアアイロン
原因対象物
_入手経路 使用状況
インターネットにて新品を購入、入手時期・使用頻度不明
臨床診断名右足浅達性Ⅱ度熱傷
医療費外来 37,110 円
発生状況
_発生場所
自宅の脱衣所
発生状況
_周囲の人・状況
母親が本児の隣でドライヤーを使って髪を乾かしていた
発生状況
_発生時刻
2021 年 11 月 X 日 (土) 午後 10 時頃
発生状況
_発生時の詳しい様子と経緯
2021 年 11 月 X 日午後 10 時頃、母がヘアアイロン(図 1-2)の電源
を切るのを忘れたまま、脱衣所内の洗面台の横にあるフック(30-
40cm 程度の高さ)にかけていた。ヘアアイロンのコンセントがつ
いたマルチタップのスイッチは消していた。母はドライヤーで自
身の髪を乾かすために、再度マルチタップのスイッチを入れた。
そのとき、本児がヘアアイロンを触っていることに母は気づいて
いたが、ヘアアイロンの電源は切れていると思って注意を払わな
かった。20 秒程度経ち、本児が啼泣したため母が見ると、本児
の右足の内側に水疱ができていた。流水で 5-10 分程度冷やして
から医療機関を受診した。
治療経過と予後診察上、右足内側に 4cm 径(<1%)の浅達性Ⅱ度熱傷を認めた(図
3-4)。湿潤療法を継続し外来経過観察の方針とした。経過中、感染
徴候はなく、徐々に上皮化が進み受傷 20 日目に経過観察終了とし
た。
キーワードヘア アイロン、熱傷