公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

事例で防ぐ子どもの傷害 Injury Alert(傷害速報)

No.055:類似事例:電動毛玉取り器の金属製網刃の誤飲による咽頭異物 (No.55 プラスチック製シールの誤飲による咽頭異物の類似事例 6)

タイトル電動毛玉取り器の金属製網刃の誤飲による咽頭異物
(No.55 プラスチック製シールの誤飲による咽頭異物の類似事例 6)
事例年齢:0 歳 9 か月 性別:男児 体重:8.6kg 身長:不明
傷害の種類誤飲の疑い、口腔内外傷の疑い
原因対象物電動毛玉取り器の金属製網刃
臨床診断名異物誤飲の疑い、口腔内粘膜挫傷の疑い
医療費9,430 円
発生状況
_発生場所
自宅内
製品の保管場所は不明
発生状況
_周囲の人・状況
近くに母がいたが、本児から目が離れていた
発生状況
_発生時刻
2020 年 1 月X日(木) 午後 1 時 30 分
発生状況
_発生時の詳しい様子と経緯
上記日時に、本児が電動毛玉取り器をかじっていることに母が気付いた。
取り上げたところ、金属製網刃が欠けており、破片が見当たらなかった。
本児が着用していたスタイと、網刃の欠損孔からむき出しになった刃に
も血液が付着していた。本児が噛み切って誤飲した可能性を疑い、午後 3
時に医療機関を受診した。
治療経過と予後医療機関受診時、バイタルサインと身体診察に異常はなかった。口腔内
や手指に、出血源を特定しうる明らかな創傷は認められなかった。X 線
検査では、鼻腔から腹部にかけて X 線不透過性異物は確認されなかった。
経過観察の方針で帰宅した。
その後、自宅内や本児の便中に、欠損した金属片が発見されることはな
かった。X+4 日に予定再診し、本児が無症状で過ごしていることと、診
察上異常ないことが確認され、終診となった。
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