公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

事例で防ぐ子どもの傷害 Injury Alert(傷害速報)

No.050:類似事例:新しいタイプの洗剤(1回分パックタイプ洗濯用液体洗剤)の誤飲による中毒(No.50 新し いタイプの洗剤(1回分パックタイプ洗濯用液体洗剤)の誤飲による中毒の類似事例1)

タイトル新しいタイプの洗剤(1回分パックタイプ洗濯用液体洗剤)の誤飲による中毒(No.50 新し
いタイプの洗剤(1回分パックタイプ洗濯用液体洗剤)の誤飲による中毒の類似事例1)
事例年齢:2 歳 3 か月 性別:男児 体重:11.2kg
傷害の種類誤飲
原因対象物1 回分パックタイプ洗濯用液体洗剤
臨床診断名異物誤飲
医療費
発生状況
_発生場所
自宅の洗面所
発生状況
_周囲の人・状況
口に入れているのを祖母が確認した。
発生状況
_発生時刻
2015 年 2 月 16 日 午後 8 時 45 分頃
発生状況
_発生時の詳しい様子と経緯
1 回分パックタイプ洗濯用液体洗剤を口に入れていたのを祖母が発見した。父親は
仕事で不在、母も周囲にはいなかった。
その後 1 回嘔吐したため午後 9 時 20 分頃に救急車を要請し、救急外来に搬送とな
った。この液体洗剤は、ロックされたケースの中に入っていたが、自分で開けて
取り出したと思われる。洗剤は眼にはかかっておらず、咳込みもみられない。持
参された液体洗剤の中身は一部であり、1/4 程度残存していた。
治療経過と予後受診時所見は酸素飽和度:100%、心拍数:120 回/分、体温 36℃。
活気良好、顔色良好、四肢冷感はみられない。心音に不整なく、呼吸音も左右差
なく清、肝脾腫なく、眼や口を痛がる様子はない。神経学的異常も認めなかった。
眼の周囲および口腔内にジェルボール殘液は確認できず、観察室で観察の後、帰
宅した。
2015 年 2 月 17 日午前 11 時 20 分頃に電話で状況を確認したところ、全く症状なく
活気良好とのことであった。
なお本事例を販売元に報告し、その後複数回のやり取りをした。販売元からの回
答は、「現時点では剤型・収納容器を変更する予定はない。手が届かなければ事
故は考えにくい為、これまで同様こどもの手の届かない所において管理するとい
うことをお願いすることを周知徹底、啓発していく。また同時に、誤飲事故の発
生状況の分析を通じて、製品およびケースの改良等の可能性を含めた対応を検討
していく。」とのことであった。
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