公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

事例で防ぐ子どもの傷害 Injury Alert(傷害速報)

No.041:類似事例:クーハンからの転落による頭部外傷(No.41 抱っこ紐からの転落による頭部外傷の類似事例2)

タイトルクーハンからの転落による頭部外傷(No.41 抱っこ紐からの転落による頭部外傷の類似事例2)
事例年齢: 2 か月 性別:女
傷害の種類転落
原因対象物クーハン(大きさは 38cm×72cm×25 ㎝)、 重量約 2.5 ㎏
臨床診断名頭部打撲、皮下血腫、鼻擦過傷
医療費6820 円(外来診察料)
発生状況
_発生場所
自宅の駐車場
発生状況
_周囲の人・状況
児をクーハンに入れて、母はひもを肩にかけていた。
発生状況
_発生時刻
2014 年 6 月 5 日 午後 0 時 25 分
発生状況
_発生時の詳しい様子と経緯
自宅の駐車場で、児を車から降ろしてクーハンに入れ、母が肩にしょったところ、
肩にかけた紐の外側が外れてしまい、クーハンから児が転落した。下はコンクリー
トであった。児はうつぶせに転落し、足を動かさなかったため、母が救急車を要請
して当院を受診した。
普段から自宅駐車場と家のあいだの移動にクーハンを使用していた。
治療経過と予後来院時、頭部打撲、皮下血腫、鼻擦過傷と診断した。脳神経外科医より頭部 CT 検
査を勧めるも、母が断ったため、頭部外傷後の注意の説明を行い、自宅での経過観
察となった。
以前、生後 17 日に自宅の布団の上(高さ 50 ㎝)から転落して当院を受診した既
往があったため、虐待の疑いで小児科へコンサルトとなった。
母が持参したクーハンを肩にかけて、肩紐の外側をはずすと中身がすべて落下する
ことを確認した。母は周囲から「クーハンを肩にかけると危ない」と注意されてい
たが、抱っこひもの装着には時間がかかるためクーハンを使用していた。
今回の事故については故意にしたことではないと判断した。
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