公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

事例で防ぐ子どもの傷害 Injury Alert(傷害速報)

No.034,047:類似事例:乳児用歯ブラシのツバの誤嚥による窒息(No.34 歯ブラシによる口腔内外傷の類似事例2、 No.47 木製おもちゃの誤嚥による窒息の類似事例1)

タイトル乳児用歯ブラシのツバの誤嚥による窒息(No.34 歯ブラシによる口腔内外傷の類似事例2、
No.47 木製おもちゃの誤嚥による窒息の類似事例1)
事例年齢:0 歳 10 か月 性別:男性 体重:9kg 身長:70cm
傷害の種類誤嚥
原因対象物乳児用歯ブラシ
臨床診断名異物誤嚥
医療費
発生状況
_発生場所
自宅のベビーサークル内
発生状況
_周囲の人・状況
両親は食事中。児を見てはいなかった。
発生状況
_発生時刻
2015 年 9 月 17 日 午後 8 時 00 分ごろ
発生状況
_発生時の詳しい様子と経緯
両親は食事をしていた。男児に乳児用歯ブラシを持たせてベビーサークルの中
で遊ばせていた。
子どもがいきなり苦しく吐きそうにしているのに気付き、異物誤嚥を疑い、児
を逆さにしたり背中をたたいたりした。
その直後にミルクを大量に嘔吐し、口の中を確認したところ歯ブラシのツバが
確認され、取り出した(写真)。
その後は保護者の判断で異常ないと判断し、自宅で経過を見た。
治療経過と予後母親は軽症と判断したので、医療機関を受診しなかった。
しかし、咳嗽、鼻汁が出現したため事故発生翌日に小児科を受診した。その際
に、前日のエピソードが母親から話された。診察時、本人の全身状態は良好で、
この誤嚥による問題はないと判断した。
ツバは歯ブラシからは取れるには取れるが、母親が持参した該当商品もはずす
には成人でもかなりの力が必要であった。ツバも嚥下できるサイズではなく窒
息などの事故になる可能性は低いと考えた。
しかし、ツバがとれた歯ブラシは咽喉頭部を傷つける可能性があると考えた。
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