公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

事例で防ぐ子どもの傷害 Injury Alert(傷害速報)

No.032:類似事例:首浮き輪使用中の浸水(No.032 首浮き輪による溺水の類似事例 6)

タイトル首浮き輪使用中の浸水(No.032 首浮き輪による溺水の類似事例 6)
事例年齢: 0 歳 3 か月 性別:男児 体重:7kg 身長:未測定
傷害の種類溺水
原因対象物首浮き輪(首回り約 29cm、首周り内径約 9cm)
臨床診断名活気不良
医療費251,600 円
発生状況
_発生場所
発生状況
_周囲の人・状況
母と本児飲みが自宅の風呂場にいた。父は不在。同胞はなし。
発生状況
_発生時刻
2020 年 7 月X日(日) 午後 1 時 30 分
発生状況
_発生時の詳しい様子と経緯
上記発生時刻に、母と首浮き輪をつけた本児が浴槽内で入浴してい
た。首浮き輪は、両親が通信販売にて新規購入したものであった。使
用方法は添付文書通りに、本児の首が座ったことを確認後(事例発生
の一か月前)から使用しており、それまでは問題はなかった。本児は
首浮き輪をつけた状態で、母が本児の後ろから抱っこしていたが、首
浮き輪が首から外れて頭の方にずれてきたので、直そうとして数秒間
かけて首浮き輪をはずしたところ、本児が咳き込んで少量の水を1回
嘔吐した。母は、本児の首を前傾にしていた間に顔が浸水したのかも
しれないと考えたが、すぐに本児は啼泣し、その後も眼色良好で通常
通りに哺乳できたため、経過をみた。昼寝を 1 時間した後に嘔吐あ
り、活気不良も心配になったため、医療機関 A を受診した。活気不良
あり月齢を考慮して、浸水後 6 時間後に、医療機関 B へ紹介となり、
経過観察目的に入院となった。
治療経過と予後入院時、追視あり、痛み刺激に啼泣あり、呼吸・循環状態も安定してい
た。血液検査で電解質の異常なく、レントゲンでは明らかな異常陰影は
認めなかった。輸液、モニター管理とし、入院 2 日目には活気良好で、
哺乳良好で輸液を終了した。その後も呼吸状態安定しており、入院 4 日
目に退院となった。入院中に保健センターへ事故状況について報告し、
特にリスクが高い家庭では無い事を確認した。
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