公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

事例で防ぐ子どもの傷害 Injury Alert(傷害速報)

No.028:類似事例:電気ケトルによる胸部・背部・上肢熱傷(No.28 電気ケトルによる顔面・胸部・上肢熱傷の類似事例3)

タイトル電気ケトルによる胸部・背部・上肢熱傷(No.28 電気ケトルによる顔面・胸部・上肢熱傷の類似事例3)
事例年齢:1 歳 0 か月 性別:女 体重:9kg 身長:70 cm
傷害の種類熱傷
原因対象物電気ケトル
臨床診断名第Ⅱ度熱傷 (熱傷面積 20%)
医療費
発生状況
_発生場所
発生状況
_周囲の人・状況
発生状況
_発生時刻
2013 年 10 月 11 日 午後 7 時頃
発生状況
_発生時の詳しい様子と経緯
母親は児とともにリビングにおり机を拭いていたが、気付かないうちに
児がひとりで台所に移動し、台所に設置していた炊飯器などを置く棚
(50cm ほどの高さ)に載せてあった電気ケトルに手を伸ばしてひっくり
返した模様。受傷時母親はリビングにいた。父親は偶然台所にいたが棚
に背を向けるようにして立っていたため、児が泣き出すまで気付かなか
ったとのこと。
電気ケトルは日常的に棚に設置されており、電気コードは棚の奥から電
源に接続される構造であったが、電気ケトルの取手は手前に向いていた
ため、すぐに手をかけることができる状態であった。また電気ケトルの
蓋は、電気ケトルが転倒するとすぐにお湯がこぼれる構造になっていた。
受傷後すぐ母親が自宅で患児の服を脱がせ、自力で救急受診した。
治療経過と予後来院後すぐに初期診療が開始された。
受傷部位は左上肢から左前胸部全体、および左背部中ほどにかけてであ
り、第Ⅱ度熱傷が体表面積の約 20%を占めていた。重症熱傷として全身
管理目的で PICU 入室となった。
PICU には合計 2 日間入室したが、その後呼吸および循環の状態は安定し
ていたため一般病棟転棟となった。
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