公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

事例で防ぐ子どもの傷害 Injury Alert(傷害速報)

No.023:類似事例:イヤホンのパーツの誤飲による食道異物 (No.23 イヤホンのパーツの誤飲による食道異物の類似事例1)

タイトルイヤホンのパーツの誤飲による食道異物
(No.23 イヤホンのパーツの誤飲による食道異物の類似事例1)
事例年齢:11 か月 性別:男 体重:9.5 kg
傷害の種類誤飲
原因対象物イヤホンのパーツ
臨床診断名食道異物
医療費
発生状況
_発生場所
発生状況
_周囲の人・状況
発生状況
_発生時刻
2014 年 5 月 31 日 午前 6 時 30 分頃
発生状況
_発生時の詳しい様子と経緯
午前 6 時半ごろ、家事をしていて患児が嘔吐していることに母親が気づいた。まだ
よじ登れないと思っていたベランダ横の台によじ登っており、そこにあったイヤホ
ンのカバーとコンタクトレンズケースの蓋が見当たらなくなっていた。えづきが続
くため、誤飲を疑って当院救急外来を午前 7 時過ぎに受診した。
治療経過と予後単純 X 線写真を撮ったところ、胸腹部に異常陰影はなかったが、頸部に円型の陰影
を認めた。消化器内科に依頼し、内視鏡検査を施行した。食道に滞留しているイヤ
ホンのスピーカーの網部分を確認し、摘出を試みたが露出した繊維部分が食道にひ
っかかり、軽度ではあるが裂傷を引き起こしたため摘出を一旦断念した。麻酔科に
依頼し、手術室において、全身麻酔下で再度、内視鏡による摘出を試み成功した(午
前 11 時 20 分頃)。裂傷による軽度の出血を認めたが、びらんの形成はなかった。2
日間、絶食にて経過を観察し、嚥下障害を認めないことを確認し、第 4 病日から食
事を開始し、第 5 病日に退院した。
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