No.013:類似事例:リチウムコイン電池の誤飲による食道粘膜損傷 (No. 13 リチウム電池の誤飲による食道粘膜損傷の類似事例 4)
| タイトル | リチウムコイン電池の誤飲による食道粘膜損傷 (No. 13 リチウム電池の誤飲による食道粘膜損傷の類似事例 4) |
| 事例 | 年齢:1 歳 1 か月 性別:女児 体重:8kg 身長:72 cm |
| 傷害の種類 | 誤飲 |
| 原因対象物 | リチウムコイン電池(CR2016) |
| 臨床診断名 | 食道潰瘍 |
| 医療費 | 709,960 円 |
| 発生状況 _発生場所 | |
| 発生状況 _周囲の人・状況 | |
| 発生状況 _発生時刻 | 2019 年 4 月X日(日) 午後 0 時 00 分頃 |
| 発生状況 _発生時の詳しい様子と経緯 | 電子体温計に使用していた使用済みリチウムコイン電池をダイニングの食 器棚に直接置いていた。置いてあった場所は児の手の届かない場所であっ たが食器棚には扉がなく、いつの間にか床に落ちていたようであった。食 器棚付近で遊んでいた児が上記時刻に突然咳き込み、口の中に手を入れる 様子があったが、すぐに落ち着いたので初めは誤飲に気づかなかった。昼 食摂取時、摂取後にも間欠的に咳き込み、啼泣が見られたため午後 4 時に 医療機関を受診した。 |
| 治療経過と予後 | 受診時に撮影した胸部単純 X 線写真で double ring sign を伴う円形異物を 認め、集中治療室へ入院となった。同日、全身麻酔下に内視鏡的摘除術を 行った。上部食道にリチウムコイン電池を認め、午後 5 時 30 分に速やか に摘除された。同部位に穿孔所見は認められなかったものの、深い潰瘍形 成を認めた。内視鏡下に愛護的に経口胃管を留置し、処置を終了した。術 後は絶飲食のまま鎮静、人工呼吸管理を継続した。入院翌日に上部消化管 内視鏡による再検査を施行し、食道穿孔がないこと、潰瘍所見の改善を確 認後、同日に抜管した。一般病棟へ転棟し、経口胃管よりミルクとプロト ンポンプ阻害薬の注入を開始した。唾液の嚥下は問題なかったため入院 2 日目より飲水を開始した。絶食管理は継続し、入院 9 日目に全身麻酔下に 再度内視鏡検査を行った。食道狭窄なく潰瘍の治癒が進んでおり、同日よ り中期離乳食から食事を開始した。入院 10 日目には後期離乳食も摂取で きたため退院とした。退院 7 日目、外来受診時には症状なく普通食が摂取 できていた。退院 50 日目、外来受診時も症状なく、終診とした。 |
| キーワード |
