No.002:類似事例:犬による外陰部外傷(No.02 犬による外陰部外傷の類似事例1)
| タイトル | 犬による外陰部外傷(No.02 犬による外陰部外傷の類似事例1) |
| 事例 | 年齢:0 歳 10 か月 性別:男児 体重:6.25 kg 身長:64.5 cm |
| 傷害の種類 | 外陰部(犬)咬傷 |
| 原因対象物 | 犬(シェパードとの雑種・中型犬)(1 年前動物愛護団体から引取り室 内で飼育していた、狂犬病ワクチン未接種) |
| 臨床診断名 | 両側陰嚢皮膚欠損、両側精巣欠損、陰茎皮膚欠損、亀頭部分欠損 |
| 医療費 | 約 300 万円 |
| 発生状況 _発生場所 | |
| 発生状況 _周囲の人・状況 | |
| 発生状況 _発生時刻 | 2019 年 3 月X日(火) 午前 2 時 30 分頃 |
| 発生状況 _発生時の詳しい様子と経緯 | 母は夜間シフト制の勤務中で不在。父が前日午後 11 時頃姉(3 歳)、兄 (2 歳)と本児の 3 人の兄弟を寝室の布団で一緒に寝かしつけ、父は隣 室のソファーで寝ていた。自宅にベビーベッドはあり日中使用していた が、夜就寝時は普段から床に敷いた布団に家族全員で寝るようにしてい た。室内で飼育していた犬も部屋に自由に出入りできる状態であった。 母が仕事から帰ってきたら児が泣いており、様子を見に行くと裸で泣き ながらハイハイをしていた。おむつ、洋服は破損していて血液が付着し た状態で落ちていた。陰部から出血があることに気づき、救急要請。父 は今回の受傷に気づかなかったとのことであった。 |
| 治療経過と予後 | 来院時、陰嚢・両側精巣は認めず、亀頭もはっきりしない状態であった。 破傷風トキソイド(4 種混合は 3 回接種済)と抗生剤を投与した後、転 院となった。転院時のバイタルサインは、体温 37.4 度、心拍数 180 回/ 分、血圧 96/74mmHg、SpO2(酸素投与下)100%、呼吸数 30 回/分で、両側 陰嚢皮膚欠損、両側精巣欠損、陰茎皮膚欠損、亀頭部分欠損がみられた。 体幹には新旧混在した掻把痕のみで出血は認められなかった。直ちに手 術(外尿道口形成、経皮的膀胱瘻造設、デブリドマン)施行された。手 術中の出血量は 5mL であったが、Hb7.1g/dL(転院前 9.2g/dL)と低下し ており、手術中に赤血球液の輸血 60mL を行なった。 術後、肉芽の盛り上がりを待ち、21 日後に尿道カテーテル抜去、23 日後 に膀胱瘻抜去を行ない、自排尿の確立を確認した。また受傷の状況や受 傷時の体重が-2SD を大きく下回っていたことなどもあり、児童相談所に より一時保護にて入院を継続したため、退院先の調整を行い 48 日後乳 児院へ退院となった。 |
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