公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

事例で防ぐ子どもの傷害 Injury Alert(傷害速報)

No.068 玩具による指ターニケット症候群_2

タイトルNo. 68 玩具による指ターニケット症候群_2
事例年齢:3 歳 4 か月  性別:男児  体重:15.4kg  身長:100cm
傷害の種類指圧挫傷
原因対象物ナット(子ども用の玩具)(図 5)
臨床診断名左第 3 指ターニケット症候群
医療費外来費 3,570 円
発生状況
_発生場所
自宅のリビング
発生状況
_周囲の人・状況
自宅リビングにて本児 1 人で遊んでいた.母親は家におり,本児が子ども用工具を用いて
遊んでいることは知っていたが,目撃していない.
発生状況
_発生時刻
2014 年 12 月 2 日  午前 10 時 30 分頃
発生状況
_発生時の詳しい様子と経緯
自宅リビングにて本児 1 人でボルトをナットにはめる子ども用工具で遊んでいた.そのう
ちナットを左第 3 指の近位指節間(PIP)関節と中手指節(MP)関節の間の部位にはめて,
はずれなくなった模様(図 6).母親が自宅で解除を試みたが,本児が痛がるため外すこと
ができず,徐々に指の腫れもひどくなってきたため,医療機関を受診した.
治療経過と予後ナットと指の間にワセリンを塗布して滑りをよくし,捻じりながら,ゆっくりとナットを
抜き取った(図 7).
開放創はなく,軽度の腫脹のみであった.感覚や運動の障害はみられず,冷却の指示をし,
帰宅とした.
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