公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

事例で防ぐ子どもの傷害 Injury Alert(傷害速報)

No.054 心電図用ディスポーザブル電極の誤飲

タイトルNo. 54 心電図用ディスポーザブル電極の誤飲
事例年齢:2 歳 1 か月  性別:男  体重:10kg  身長:86cm
傷害の種類誤飲
原因対象物心電図用ディスポーザブル電極(写真 1,2)
臨床診断名異物誤飲
医療費
発生状況
_発生場所
病院の居室内(大部屋)
発生状況
_周囲の人・状況
大部屋の乳児用ベッドで単独で就寝していた.
発生状況
_発生時刻
2015 年 1 月 21 日 午前 7 時頃
発生状況
_発生時の詳しい様子と経緯
けいれんの既往のある児で,親の付き添いがなくなったため,夜間のみ心電図モニターを
装着した.21 日朝 6 時にはナース・ステーションでモニターの波形を感知していることを
看護師が確認している.午前 7 時に波形の乱れがあり,訪床すると児が心電図用の電極シー
ルをはがし,手に持っていた.3 つあるはずの電極シールが 2 つしかなく,誤飲した可能
性が考えられた.
治療経過と予後午前 9 時に医師に報告があり,腹部エックス線検査を施行し,十二指腸部に電極があるこ
とを確認した.絶食とし,午前 11 時 30 分に小児外科のある病院に救急搬送した.小児外
科での腹部エックス線検査では,すでに大腸に電極が移動しており,浣腸を数回施行した.
午後 3 時 30 分,排便とともにシールのゼリー状の糊の部分がやや融解した状態で排泄され
た.特に嘔気や腹痛などの症状は経過中,ならびにそれ以後も認めていない.
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